
これまたマニアックなお話ですので、ご存じではない方も多いかと思いますが、
ハモンドオルガンの鍵盤は、手汗や汚れがつかないのです。
いわゆるデジタルピアノや、シンセサイザーの鍵盤は、弾いたあとの手の油脂などは結構目立つものです。
ですので、もちろん鍵盤拭きなどで拭くわけですが、ハモンドオルガンは、本当に不思議なくらい、どんなに擦りまくっても、
指のなどが全然付かないのです。
こちらの写真も、拭いた後ではないのです。
まった弾きまくった後の一枚なのですが、この鍵盤の美しさ。
昔の本象牙のピアノや、いまでも高級モデルに採用されているよな艶消し鍵盤のピアノですと、手汗を吸収してくれてやはり油脂が見えないものがありますが、
ハモンドはプラスティックですものね。なのに、このクオリティ。
これまたヴィンテージの謎です。
ちなみに現行のXkシリーズなどのクローンオルガンは、拭かないと、ヤバいです。
ベッタベタで大変なことになります。
中身は(鍵盤も)、すでに65年以上前のヴィンテージハモンドオルガンですのに、・・・恐るべし、です。
ほんと、どんな素材で出来てるんだろう・・・。
ではー。