
緑ちゃん。
こちらでも度々登場させておりましたし、安全地帯さんのツアー中にはフライヤーもお配りさせていただきましたもので、
ご存知の方も多いかとは思いますが、今年の2月25日に、「思いどおりに作曲ができる本」という本を出版させていただきました。
なんといってもタイトルが長いので(笑)、表紙の色から「緑ちゃん」と呼んでおりますが、どうも最近は僕にしても「緑ちゃん」の方が定着してしまっておりまして、
たまに編集者の方から「川村さんの『思いどおりに作曲ができる本』の件ですが」などとメールを頂くと、なんだか「え?あ、はいはい。」なんて(笑)。
そして、5月25日に第2版、8月7日に第3版と、ありがたいことに版を重ねさせていただくことができました。
本当に、本当にありがたいことです。嬉しいことです。
どんな楽器をされている方にも、そして、楽器をされない、何だったら一度も楽器に触ったこともない方にでも、音楽について、面白く、できるだけ読みやすく、分り易く説明ができないかな、と思って書き出した本でした。
書いてるときは、いつまでも終わらないんじゃないか、なんて思った日もありました。
たった20文字の文章に、一晩中悩んだ夜もありました。
一文字一句、自分の納得の行くように、と校正では連日、徹夜作業でした(最後の・・・三回目の校正のラスト、1月24日,25日、26日あたりは、本当に全然眠っていませんでした。)
そして、あの、キセキの27日。
あの日の女神さまから、今日、また新たな連絡が入りました。
なんと今日、第4版の重版が決定したとのこと。
しかも、
売れ行きが良いので、今回は、今までの重版の倍の冊数を刷る事になりました、とのこと。
発売半年を越えた今でも、毎月、約670冊ほど、売れているのだそうです。
嬉しいよーっ。
思い返せば一年前の今ごろは、毎日毎日、朝から夜中まで、一日中部屋に閉じこもって執筆、そして、音源作りをしておりました。
文字数との戦い、そして、時間との戦い。
今の自分が知っていることを、精一杯のことを、とにかく、誰にでも分り易く、もっともっとみんなが、音楽が好きになるようになる本が書きたい。
理屈や理論が分る人にも「そうそう!」と頷いてもらえる本にしたい。
できれば、プロのミュージシャンが読んでも、「なるほどね!」と、何かしら新しい発見や、気付きを見つけてもらえるような本だったらいいな。
作曲するしないに関わらず、
まして、まったく楽器のことがわからなくても、音楽が好きな方になら、
「ほほー、音楽ってこんな風に作られるの かー」
「ふ-ん、ミュージシャンってこんなこと考えてるのかいなー」
などと楽しんで、読み物としても読んでいただけるようにしたい、と思っていました。
とにかく、今まで誰も、書かなかった本にしなきゃ。僕が読みたい、本が書きたい。
お蔭様で、こうしてまた新たな緑ちゃんが、世の中に旅立っていってくれることを、本当に嬉しく、幸せに思います。
書いて、よかった。本当に良かった。
安全地帯の六土さんにも「ツアーの移動中に全部読んだよ!面白かったよ。全部CDも聴いたよ!二枚目のCDの最後の曲、あれ、とってもいいねぇ。」
なんていって頂いて。
本当に、細かい注釈まで全部読んでくださって、感想をお話してくださいました。
嬉しかったなぁ。
そして、アマゾン「楽譜・スコア・音楽書で一番ほしい物リストに追加されている商品」で、本日、またも一位にさせて頂きました。
(アマゾンさんのサイトでは、付属CDの試聴や、目次を含む最初の数ページの試し読みもしていただけます)
皆さん、本当にどうもありがとうございます。本当に、皆さんの応援あっての、緑ちゃんですー。
また、緑ちゃん祭り(第一回、第二回、第三回、第四回)、しましょうね(笑)。
ではー、
・・・と、ここで終わるのが普通かもですが、今日はちょっと違うんです。
実は、もう一つ、ご報告しなければならない、大変なニュースがございます。
・・・いいですか?
あのね、
緑ちゃん、
なんと、
なんとー、
お隣、
韓国で、発売されることになったんです!
勿論、ちゃんと韓国語に翻訳されるんだそうですよ。
あちらの出版社の方が興味を持ってくださったそうで、先日、K編集長が韓国で打ち合わせまでしてきて下さって、今日、正式決定がでたのだそうです。
もー、びっくりですよ、奥さん(笑)。
ハングル文字の緑ちゃん(←そこ?(笑))。
・・・楽しみです。本当に、書いて、よかった!
ひとえに、皆様の応援のおかげであります。本当に、本当に、ありがとうございます。
ではー。